改修工事を進める上で、費用・料金の問題は非常に大きなウェイトを占めます。改修工事にはまとまったお金が必要なので、「できるだけ安くすませたい」と思うのは当たり前のことですが、提示された金額が相場よりもあまりに安い場合は工事の品質が心配です。業者を選ぶ上で必要な知識として、まずは「業者選び」の基準となる改修工事の大まかな相場を把握しておきましょう。
こちらのページでは、埼玉県内でマンション、アパート、戸建住宅、オフィスビル、公共施設などの改修工事を手がける「鈴木」が、改修工事の費用と相場についてご紹介していきます。
マンションやビルの改修工事では、どの程度の費用がかかるものなのか――。戸建住宅とは異なり、なかなかイメージしにくいのではないかと思います。ここでは、改修工事を検討すべき段階に入る築10年のマンションを例にして考えてみましょう。「7階建て」「40戸」の建物であれば、3000万円前後が相場といわれています。このケースでは1戸あたりの費用が75万円ということになりますが、通常は1戸あたり50~100万円程度と考えるとよいでしょう。
費用に幅があるのは、劣化の程度や工法、建物の形状などによって料金が大きく変動するためです。もちろんそれらの条件によっては、これよも安くなる場合も高くなる場合もあります。当社はお見積もりをご提出する際、しっかりと費用の内容(内訳)についてもご説明しますので、ご不明な点は何でも遠慮なくおたずねください。事前に不安を解消していただくことが、納得の施工につながります。
見積もり金額が安い業者は魅力的に見えるものですが、単に「安いから」というだけで業者を決めてしまうのは危険です。相場より極端に安い理由には、次のようなものが考えられます。大切な建物をまかせるのですから、総合的に考えて信頼できる業者を選びましょう。
熟練の職人は腕がよい分、当然それなりの賃金を支払わなくてはいけません。経験が浅い職人や若手の職人は、同じ労働時間であっても賃金が安く抑えられます。未熟な職人を集めて施工した場合、品質の低下(とくに見えない部分の品質)が懸念されます。 | |
コストを削減するために本来必要な工程を省いてしまったり、十分な強度が得られない工法を用いて施工したりする可能性があります。原価を削減するため、通常よりもグレードが落ちる建材を使用する業者もあるようです。 | |
マンションなど集合住宅の改修工事では、入居者様への配慮が欠かせません。改修工事の最中はただでさえ音などによるストレスがかかるため、しっかりとした養生を施し、汚れや臭いなどを少しでも減らす努力をすることが必要です。それらの工程を簡略化することで、費用を安くしている可能性もあります。 |